10時間の夜歩きで手にした「一生モノ」の達成感
NPO法人ToBiRaは、11月29日から30日にかけて、土気駅からいなげの浜までの約30kmを夜通し歩く「第1回ナイトウォーク」を開催しました。子ども7名とスタッフ5名が参加し、利便性の高い現代社会から離れ、自らの足でゴールを目指すという過酷な非日常体験に挑みました。
道中では、道に迷うハプニングや身体的な疲労という困難に直面しましたが、仲間との対話や協力(協働力・共感力)を通じて全員が無事に完歩。参加した子どもたちからは「疲労よりも達成感の方が大きかった」、保護者からは「ゴールしたことで自信がついた」という感動の声が寄せられています。
単なるウォーキングイベントに留まらず、教育心理学的な視点から「レジリエンス(困難を乗り越える力)」や「感性」を育む本プロジェクトは、2026年3月の第2回開催に向けてさらなる進化を続けています,。
詳細レポート:挑戦の記録と教育的考察
1. 開催概要
- 日時: 11月29日(土)21:00 〜 11月30日(日)7:00
- 場所: 土気駅 〜 いなげの浜(約30km)
- 主催: NPO法人ToBiRa
- 目的: 非認知能力(協働力、共感力、レジリエンス、感性)を高め、成長し続ける基盤を築く
2. 現場の様子:二つのグループが紡いだ物語
- きのこグループ: 初対面同士でも即座に打ち解け、日常的に通る道路への見方が変わるような深い気づきを共有しながら歩を進めました。最後は強い疲労を感じながらも、焚き火を囲んで全員でゴールを祝いました。
- たけのこグループ: 当初は緊張が見られましたが、ゲームを交えた交流で団結。途中、「迷子になる」というハプニングが発生したものの、それが結果として仲間との深い対話を生むきっかけとなり、最後の一歩まで全員で歩き切りました。
3. 参加者・保護者の声
- 「大変だったけどめちゃくちゃ楽しくて、またやりたい」(子ども)
- 「疲労感以上にやり切った満足感と自信がついた様子でした」(保護者)
- 「困難にチャレンジした事自体が素晴らしいと知る良い機会」(保護者)
4. プロフェッショナルとしての教育的内省
今回の活動では、デューイの経験主義に基づき、体験を「学び」へ昇華させるための「反省的思考(reflective thought)」の重要性を改めて確認しました。
- 課題と改善: 焚き火での振り返り時間が形式的になってしまった点や、スタッフの抱える緊張が子どもに伝わる「情動の共鳴性(emotional contagion)」への配慮など、心理的障壁を取り除くための課題を明確にしました。
- 今後の展望: 2026年3月末に予定している第2回開催では、安全管理をさらに強化し、**「理論と実践の往還」**を重ねることで、より質の高い教育プログラムへとアップデートします。

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